職業訓練校に入るために面接!?どんな自己紹介をすればいいの?

職業訓練校…なんとなく入ろうと思ったことはありませんか?

今回は、職業訓練校についてご紹介した後に、職業訓練校に通うメリットデメリットを考えていきます。

また、面接で押さえておきたいポイントもお伝えして行くので、これから面接を受けられる方は参考にしてみてください。

職業訓練校はどんなところ?

職業訓練校は、求職者が就職するために必要な能力を身につける場所です。
国や自治体が主に運営しており、ハローワークから入校することができます。

職業訓練の種類

離職者訓練

求職者が対象でテキスト代以外は受講料は無料。条件次第では通所手当の交付などの援助あり。

在職者訓練

主に中小企業の在職者が対象。有料。

学卒者訓練

中学・高校卒業者が対象。有料。専門性ごとに課程が分けられ、入学金と年間授業料がかかる。

どんなことが学べるの?

ここでは職業訓練校で学べることをご紹介します。

ご紹介するとは言っても一部しか載せられないくらい本当に多岐に渡っています。

  • WEB制作
  • 宅建不動産
  • ファイナンシャルプランナー
  • 医療事務
  • プログラミング
  • パタンナー etc…

ただし、全ての講座が全国各地で行われているわけではないので、あなたの通える範囲に学びたい講座が入っているかは調べないとわからないです。

入学可能条件がある

無料でスキルが身につけられる、そんなすごいところがあるなら今すぐにでも入りたいと思うかもしれませんが、実は受講するための条件があります。

全員に共通する条件は1つだけ。それがこちらです。

受講開始日からさかのぼって一年以内に公共職業訓練を受講していないこと

という風に連続してたくさんの訓練を受けることはできません。

また、離職者訓練を希望する人はハローワークに求職申し込みを行なっていることも条件です。

受講するためには選考がある

選考はコースにより異なりますが、

  1. 面接
  2. 書類選考
  3. 筆記試験
  4. 適性検査

上記の4つが組み合わされることが多いです。

当然ですが人気のコースは選考で落ちてしまうこともしばしばあります。

面接や自己紹介で押さえておくべき3つのポイント

「なんとなく」を無くして挑む

あなたの中に質問されたら「なんとなく」としか答えられないものはありませんか?

  1. 離職した理由
  2. なぜその講座を受けたいのか
  3. 何を学んでどうなっていきたいのか

こういった質問は来ると思って準備しておく方がいいでしょう。

その質問の答えを考えることは大変なことかもしれませんが、臭いものに蓋をせずしっかり向き合ってください。

特に、前職を辞めた理由は再就職の面接時にも必ず聞かれます。

きちんと考える時間を確保しても損はないです。

意欲の高さを伝える

ハローワーク側にとってのゴールは「職業訓練を受けてもらうこと」ではありません。

その先の「就職」です。

だからこそ、あなたは面接の時に就職への意欲や、就職するために必要なスキルを身につけたいという意思を強く伝える必要があります。

具体的には、職業訓練が終わったらすぐに就職活動を始めるといったことや休まずに職業訓練に通えるといったことを話してみると良いでしょう。

自己紹介は2つのポイントを抑えよう

  • 過去
  • 今後のこと

この二つを自己紹介に盛り込んでください。

過去に関しては、あなたのこれまでの経歴や経験を簡単にまとめてください。
今後のことは、今あなたが描いているこれからのビジョンを話しましょう。

そのビジョンを実現させるために来た、ということが伝わればOKです。

ただし、自己紹介はあなたの基本的なコミュニケーション能力を見るものですので、志望動機まで一気に話してしまわなくて大丈夫です。

面接官に「あれ、自己紹介って言ったのになんか話ずれてない?」と思わせないことの方が大切です。

職業訓練校に通うメリット

無料で学べる

離職者訓練の場合に限りますが、無料で受講することができます。

普通はお金がかかるところでテキスト代のみの負担というのは離職している時には本当に魅力的な条件なのでは無いでしょうか。

お金に関してメリットが多い

離職者訓練の場合、無料で受講できるということをお伝えいたしました。

実は、お金の面だけでもまだまだ魅力はあります。

  • 訓練終了時まで失業手当の受給期間が延長される
  • 自己都合退職における給付制限がなくなり、すぐに失業手当を受給できるようになる
  • 職業訓練給付金の対象ならば手当をもらいながら訓練に参加できる
  • 受講手当・通所手当を受け取ることができる

ただし、職業訓練給付金は条件がとても厳しいです。
一回の欠席や遅刻さえも正当な理由と申し出が必要になり、これを怠ると給付がなくなってしまいます。

とはいえ、条件を満たせばとても魅力的な制度であることに間違いはありません。

入校される際はご自身の状況と照らし合わせて制度をフル活用していきましょう。

生活のリズムを見直せる

離職するとどうしても生活のリズムが崩れてしまいます。

特に離職してから長くなればなるほど。

就職活動中や就職が決まった後は時間にルーズではいられませんが、突然「規則正しい生活を送りましょう」と言われてもできなくて体力がついていかないことの方が多いです。

そこに現れるのが職業訓練校です!

一定の時間に通うことで体が規則正しい生活に徐々に慣れていきます。

体の感覚を戻しつつ、スキルを身につけられるのは良いことづくしだと思いませんか?

職業訓練校に通う上で気をつけた方が良いこと

金銭面で困ってしまう可能性がある

と思われるかもしれませんが、どれだけ手当をもらっていても生活していくために十分なお金があるとは言い切れません。

失業手当の受給額は前職の給与の2/3の額とされていますので、働いていた時よりも厳しい条件になることは間違い無いでしょう。

また、職業訓練給付金は10万円です。月10万円で生活するのもなかなか難しい部分の方が多いと思います。

職業訓練期間中はアルバイトなどで収入を得ることも禁止されています。

決して楽ができる環境では無いということは覚えていてください。

転職までに時間がかかることがある

理由は以下の2つです。

  1. コース自体が短くて3ヶ月、長くて1~2年ある
  2. ハローワークへの登録、説明会への参加、複数回行われる選考など工程が多い

後者に関しては、最初から「職業訓練を受けたいです」と窓口で話しても、まずは職業探してみませんかと言われることもあるようです。

説明会への参加は必須ではありませんが、

  • 一つの選考を受けている時に別の選考を同時進行で受けることはできないこと
  • 職業訓練を受けたら一年間は別の職業訓練を受けられないこと

これらの理由から、慎重に選ぶためには参加すべきだと言えます。

急いで転職したい人には向かないと言えるでしょう。

学べる講座に限りがある

先ほど様々な講座があることをご紹介しましたが、必ずしも興味のあるコースがあなたの通えるところで開講されているとはいえません。

また、講座によって入校の時期も異なりますので、一度逃すと次はかなり先になってしまう場合もあります。

学べるレベルが一定ではない

これは、講師のレベルが一定では無いことを指します。

基礎知識は学べても現場で活かせないものだった!なんてこともありますので、事前の調査がとても大事になってきます。

職業訓練校のまとめ 

職業訓練校は、求職者のスキルアップを手伝ってくれる場所です。

職業訓練校に通うメリットはこちらです!

  • 無料でスキルを身につけられる
  • お金のサポートもある
  • 生活のリズムを正すことができる

逆に、注意しておきたい点はこちらです。

  • 金銭面のサポートがあるとはいえ、生活は楽なものでは無い
  • 入校手続きから転職までには時間がかかる
  • 学べる講座が近くで開講されているかは定かでは無い
  • どこまで学べるかは事前によく調べておく必要がある

これらを踏まえた上で、入校したい!と思った場合は選考に面接がある可能性が高いです。

面接には以下のポイントを押さえて臨んでみてください。

  • 自己紹介では経歴やこれからの展望を簡潔に説明できるようにする
  • 自分ととことん向き合って嫌な質問からも逃げない準備をする
  • 学ぶ意欲と就職する意思があることをアピールする

面接で大切なことは、あなたがどうしたいのかを面接官に理解してもらうことです。

そのためには話し方のスキルも大事だと思いますが、何よりあなた自身が「これからどうしていきたいのか」をしっかり考えることが大切です。

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